■ エンブレルって?
( ここでは簡単に説明します ) リウマチ症状を引き起こすとされる物質の働きをブロックする薬。 これまでの抗リウマチ薬による治療で、 十分な効果が得られなかった患者さんに処方されます。 <投与の仕方> 週2回の皮下注射。 (事前の指導、訓練により、自己注射に移行も可能) <効果> 炎症値の改善、日常生活における運動機能の改善、 関節破壊進行の抑制 など。 <主な副作用> ● 注射部分の腫れやかゆみ、痛み ● 感染症(免疫低下による肺炎など) など。 以上のことを踏まえたうえで、 事前に副作用に関する検査を受けてから治療が始まります。 <参考サイト> ● 薬の製造元のエンブレルに関するページ (ワイス株式会社 武田薬品工業株式会社) |
■ 私のスタートライン <主な数値> RA暦: 12年 RF(リウマチ因子): 18 / 35以下(標準値) CRP(炎症値): 2.71 / 0.7以下 MMP−3(関節破壊の勢いを示す値): 656.1 / 60以下 <現状> 全身型症状:痛み、腫れ、変形、関節破壊あり。 手先に著しい障害。歩行に障害あり。両ひざ人工関節あり。 日常生活、仕事、家事 … 各種要介助。 (天気 時々 寝込む(汗)) 長期リウマトレックス治療で改善が見られず、主治医に薦められる。 *** 2008年7月現在 ***
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■ エンブレル体験メモ ■月1回程度 血液検査 をこまめに受けること。 (特に肝機能、肺炎の副作用に関する数値に要注意) ■半年〜1年に1度 肺の検査(胸部レントゲンやCTなど) を受けた方が良い。 ■インフルエンザの予防接種では、主治医の指示に従って間隔をあけること。 |
■ エンブレル日記
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■ まとめ ■エンブレル治療期間 * 2008年7月9日〜2010年9月20日 ■効果実績
エンブレルを始めた直後から、数値に効果が表れました。 CRPはリウマトレックスでの治療でゼロまで下がることはなかったし、 頑固だったMMP−3も予想以上に改善しました。 痛みやこわばりの症状もはっきり自覚できるくらい楽になりました。 (薬が切れた時、特に実感します(笑)) 自己注射も、慣れればそんなに難しくありません。 (事前に指導があるし、変形や握力に無理がなければ大丈夫!) 注射の痛みは場所によって当たりハズレがありますが、 いい場所に当たれば意外にも痛みがありません♪ (ハズレを引いた時は…多少ズルしてやり直しちゃいました(汗)) 幸い、副作用は出ませんでした。 出る方は、わりと早いうちに出やすいようです。 ただ、(副作用などで)リウマトレックスが併用できないと、 エンブレルの効果がぐっと落ちます。 リウマトレックスで副作用を起こしやすい体質の方は、 エンブレル以外の生物学的製剤を検討した方が良さそうです。 長く使っているうちに薬の効果が薄れるということもあるようです。 薬が効かなくなってくると、症状が再燃しやすくなります。 (効果がテキメンなだけに、薄れるとけっこうつらい(汗)) 私も効果の薄れと同時にリウマトレックスの副作用が出たため、 アクテムラ に変えることになりました。 |