掲載情報はあくまで私の場合です。 転院といっても、様々な事情により状況が変わるかと思います。 主治医とよくご相談の上、皆さんに合った転院の仕方を見つけてください。 |
転院のきっかけ |
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「健康上の理由で退職することになりました。」 2023年の2月、主治医からまさかの発言が飛び出しました。 え?辞めてしまうんですか???え?いつから??? 「健康上の理由なので近いうちには。。。」 そうでしたか。。。ご年齢からいってもやむなしか。。。 また主治医が変わるのか。。。と思いきや、 「私の後継には若い先生がつくんですが、リウマチの専門ではないので〜」 「あなたの場合、重度のリウマチを持っているから、 専門医に診てもらう方がいいと思うんですよ〜」 な、なんですと?それは。。。まさか。。。 「なので、私としては 転院 をお勧めするのがいいかと〜」 ついにきた〜!! まさかの転院勧告〜〜〜!!( ̄□ ̄;)!! と、いうのが、この転院劇の始まりでした。 |
転院先をピックアップ〜主治医編〜 |
「で、お勧めする転院先なんですが。。。」 先生、まだ気持ちの整理ができていないんですけど・・・( ̄  ̄;) うーん 「○○町の○○クリニックと、□□町の□□整形外科は、 リウマチ専門の先生がいるのでお勧めです。」 ちょっと遠いかな(; ̄ー ̄A アセアセ・・・近場だとどこでしょう? 「△△クリニックと××整形外科だけど、どちらも専門ではないですね。」 「どちらかと言えば、△△クリニックは先生が丁寧な先生なのでお勧めですね。」 「紹介状は出せるよう準備しておきますので、決まったら言ってください。」 というわけで、まずは主治医から情報をもらいました。 |
転院先をピックアップ〜患者編〜 |
さっそく主治医おすすめの病院をネットやクチコミでチェック。 A:○○クリニック リウマチ専門医が診察している。 通院距離は現在より若干遠いが、車での通院可能な範囲。 公共交通機関はバス。乗り換えが必要。バス停は割と近い。本数はそこそこあり。 先代の先生は割と有名な専門医。現在は次世代に移り、術歴もあり。 B:□□整形外科 リウマチ専門医が診察している。 通院距離は現在よりだいぶ遠いが、車で通院できなくはなさそう。 公共交通機関はバス。乗り換えが必要。地理に疎い。 現在の病院から個人医として開業。現在の病院での実績あり。 C:△△クリニック リウマチ専門医はいない。 通院距離は現在より少し遠いが、車での通院は可能な範囲。 公共交通機関はバス。乗り換えが必要。バス停は近いが本数が少ない。 診察が丁寧との主治医やクチコミもあり。評判は良さそう。 D:××整形外科 リウマチ専門医はいない。 通院距離は現在より近くなる。車で通院可能な範囲。 公共交通機関はバス。乗り換え不要。バス停はやや遠いが歩ける範囲。 子供の頃にお世話になっているが、先生は次世代に移り、時間帯で混雑あり。 重度のリウマチで障害があり、生物学的製剤の取り扱いや今後の手術を考えると、 やはり専門医の知識は必要かもしれない。 体調次第で通院が厳しくなると、なるべくは近場を選びたい。 最悪タクシーでも通える距離が望ましい。 が、状況により近場への転院を検討ればいいか? そんな条件で検討した結果、 A:○○クリニック への転院を選択☆ミ 主治医に電話で転院先を伝え、紹介状をお願いすることにしました。 |
転院先への事前調整 |
次の予約日に主治医から紹介状を受け取りました。 先生、長い間お世話になりました<(_ _)>。。。まるで嫁入りだな(笑) いざ転院。。。といっても、イマイチ手順がわからない。 いきなり行っていいのかしら?事前に話を通した方がいい?予約も必要? 悩んでも仕方ない。まずは事前に転院先に電話してみました。 ●●病院の整形外科に通院していたが、主治医の退職で先生を紹介されました。 受け入れ可能かご相談をしたいのですが。。。 「前の病院はリウマチで通っていたんですね? 転院の際、前の病院から紹介状をもらってからお越しいただければ大丈夫ですよ。」 特に予約はいらないですか? 1ヶ月分の薬が出ているのですが、どのタイミングで行けばいいでしょうか? 「事前予約はいらないので、薬がなくなる頃に来ていただいていいですよ。 保険証とお薬手帳があれば、紹介状と一緒に持参してください(^_^)」 とても丁寧に優しく教えてくれて、今のところ好印象! 1ヶ月後に伺う旨を伝え、事前調整完了です。 |
いざ、転院!! |
1ヶ月後。。。ついに○○クリニックへの転院当日を迎えました。 窓口が開く少し前にクリニックに到着。 順番待ちの記名ボードには、すでに患者さんの名前が数人。 (教訓:通勤前の通院の時はもっと早めに到着できるように!) 事務員さんを見つけ、事情を説明。 記名ボードに名前を書いて、待合でしばらくリラックスタイム。 紹介状とお薬手帳を預け、体温測定と問診票を記入。 職員さんと軽い面談をし、尿検査、手と胸の写真撮影へ。 (個人病院なので広すぎないし、検査も初めてにしてはスムーズでした♪) 初診は割とすぐ呼ばれるそうで、さっそく診察室へ。 診察は院長先生。わりとはっきりしっかり説明・診断をつけてくれる先生。 ベテランさんだから〜で済んでしまうところもあり、治療方針の確認で終了。 血液検査を追加し、今後は今まで通り3ヶ月に一度の検査を継続。 薬は今回は変えずに継続とし、今後の様子を見て減薬していくことになりました。 (減薬への転換は今までになく革新的!) ひっかかっていた肝機能も、即座に服用の薬の影響が考えられると診断。 心配するほどの数値ではないので、減薬しながら様子を見ることに。 肩の荷が下りたし、嬉しい提案に少し元気が出ました! 検査終了後、診察券の受け取りと今後の受診の手順を確認。 薬局の案内を受けて、転院は無事終了しました。 |
転院してみて感じたこと |
ネットで探すと、転院のクチコミには失敗談もけっこうあり、 石橋を叩き割って飛び越える(?)性格の私、だいぶ慎重に転院を進めました(笑) 主治医に転院先の情報を事細かく聞いたり、通っている人がいれば評判を聞いてみたり。 そんな私の転院の教訓は。。 1.転院先の絞り込みの条件をしっかり決める。 専門医の有り無し、通院可能な距離か、交通の便はどうか、病院の評判は... 明確にしておくと、おのずと転院先が絞れます。 2.気になることは直接聞いてみる。 最初はどうしていいかわからないので、主治医や転院先にあれこれ聞いちゃいました。 話を聞けると安心できるし、スムーズな転院につながります。 3.情報収集をしておくと安心。 ネット等で病院の診察案内、周辺の環境の確認(バス停、薬局やコンビニ等)をしておくと、 いざ転院となった時に慌てずに済みます。 (新薬局ではカード払いができずピンチ!事前に確認していたコンビニで調達(汗)) 実際に転院先でお話を聞いてみると、 医師が変わるとこうも治療方針が変わるものなのかと。 安定重視だった今までの病院では、減薬の選択肢はなかったし、 中核病院でも診断が付かなかった肝機能の数値に関しても、 診断が明確に出て少しホッとしました。 治療はこれからですが、新しい先生は信頼できそう。 生物学的製剤の注射針の取り扱いが変わったり、 薬局の支払いがカード払いから現金払いになったり。。。 勝手の違いにオロオロしたものの、転院も悪くないかもと思えました。 しばらくお世話になろうと思います。 新しく始まるリウマチライフ、好転するといいな♪ |
転院、その後。。。 up! |
転院して1年。。。無事、転院先に定着しました。 この1年で変わったことは、 ○事前予約がいらなくなった(常勤医なので通院日に余裕ができた) ○検査日に自動で検査を受けられるようになった (今までは自己申告で予約をしていて、年1回の検査の予約を入れ忘れたことも) ○リウマトレックス、プレドニゾロンを減量できた ○更年期に備えたビタミン剤が追加になった ○骨密度の測定を行った ○外反母趾やウオノメに対応できるサポーターを出してもらえた ○実質放置状態だった肝機能の数値に対して薬の調整があった (相談しても様子を見るだけだった数値や症状にも、対処してもらえるようになった) ○個人病院なので検査で歩き回らずに済むようになった ○診断書が以前より早く出してもらえるようになった ●血液検査が3ヵ月に1回→2ヶ月に1回になった (初めは毎月と言われたが、安定しているので2ヵ月に1回になった) ●一部の検査は総合病院でないとできなくなった (CTやMRIなどは対応不可。肺のレントゲンで異常がなければ良しとしている) ●医療費のカード払いができなくなった 【参考:○よかったところ ●残念なところ】 といったところです。 個人病院でやむなしなところはあるものの、 リウマチ治療に関して、以前より対処してもらえるようになったと感じています。 検査結果に対しての薬の減量や副作用対策にも積極的に対処してもらえるし、 率直に話ができる環境もありがたいです。 (私が率直すぎるのかもしれませんが(^^;)) 女医さんになったことで、更年期への対処など、 女性的な面のアドバイスをもらえるのも、とても助かっています。 以前より少し遠くなったので、通い続けられるうちは…ですが、 特別不満や不安を感じるところもないです。 今回の転院はうまくいったケースかと思います。 これからは膝の人工関節の入れ替え手術なども出てくると思いますが、 率直に相談しながら、上手に付き合っていきたいです。 皆さまが今後転院を検討するにあたって、参考になれば幸いです(^_^) |