〜 変化と向き合う 〜
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手先の変形、ぎこちない体の動き…etc。
私は見た目ではっきりわかる慢性のリウマチです。
顔が20代でも、歩行や作業のスピードは足腰の弱いお年寄り並み(汗)
(頭の中が若い分、少し勢いあまってましたが(笑))
症状や体の動き具合は、季節や天気の変化、ホルモンバランス、
ストレスの度合いなどにも極端に左右されます。
(今日できても明日できる保障はない(汗))

そんな私は、仕事や家事から早々に手を引き、
日常生活も人の手を借りて生きている状態です。


初めの数ヶ月で、関節の激痛や腫れ、こわばり、変形が一気に全身に出て、
寝返りもできないような寝たきりにもなりました。
2年後には、骨破壊で膝の人工関節の手術も受けました。
そんな自分の体とつきあうコツは、
体の変動のサイクルを知ることでした。

1日のサイクル
痛みやこわばりの出方(朝はダメだけど日中はOKとか)はどうか。
1日どのくらいの仕事量ならこなせそうか。
そのためには、どのくらい休息が必要か。
薬の量や飲み方をどう調整すればいいかなどを把握する。


年間のサイクル
季節の変わり目は体調が揺れやすいので、
動けなくなる季節が来る前に、予測可能な仕事は片付けておく。
夏・冬の冷暖房対策(どの程度に保つと体が楽か)など。

ちなみに私は、冬場、自称冬眠生活を送っている。
手足が使い物にならなくなるので、
秋には家ごもりの準備が欠かせません(笑)



リウマチの活動が活発な間は、日々の変動も大きいです。
急にできなくなったり、予定をドタキャンすることも。
ほんの1時間の外出でも動けなくなるなど、予想外のことも多かったです。
これでは予定も立てられない。なんで自分はこうなんだ?
どうすりゃいいの?と、とても悩んだものです。

この変動と上手に付き合うコツは、
体を変えようと考えず、生活スタイルを変えて対応していくこと。
個人差も大きい病気だから、
少しでも自分に合った生活スタイルを作っていくことです。

周りのペースに合わせるのは大変だけれど、自分の生活ペースがわかってくると、
ドタキャンを極力回避できる時間の使い方や行動パターンが見えてきます。
…気がつくと、周囲の人の方がそんな私に慣れて、協力してくれてました。
本当に感謝しています(涙)
“人並み”ではないけれど、“それなりの付き合い方” があるのですね、きっと。

ちなみに私の生活スタイルは…
● 今できることをやっていくこと
● 休息時間をしっかりとること
● 変えることを恐れず、こだわりを捨てること

追伸
私のような急激な進行は珍しいように感じています。
長い時間…何年もかけてゆっくり進行するのが一般的なので、
悪化する前に、きっと自分に合ったライフスタイルが見えてくると思います。

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