〜 私のリウマチの性格 〜
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リウマチの症状は、痛みや腫れ、こわばり、体のだるさなどを伴って、
発病からゆっくりと症状が進行することが多いのですが…
私の場合は違っていました。
驚くほど進行が早かったのです。

私のリウマチは、早い段階から典型の症状が表れて、
診察でも検査でもすぐにリウマチと判断されたほどの早期発見でした。

すぐさま投薬治療が始まったにもかかわらず、
薬の効果はリウマチの勢いに追いつきませんでした。
当時、薬の効果が現れるのは服用から3ヵ月後と言われていました。
が、その3ヶ月の間に私は寝たきりになっていました。
冬場の一番寒い時期と発病が重なったのも、要因かもしれません。

今現在、主流となった薬の認可とともに、
ようやく数値が落ち着き始めた頃には、すでに重度身障者になっていました。
治療で大事なのは、早期発見と早期治療の確立なのです。



〜 治療と考え方 〜
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私の治療は、抗リウマチ剤、炎症止め、痛み止めの薬 で対応しています。
定期的に検査(血液検査と尿検査)をして、薬の調整をしながら。
リハビリは特に薦められていませんが、
日常生活をこなすことがリハビリになると主治医に言われています。
体の状態に合わせた筋力トレやストレッチ、散歩をするほか、
体を冷やさない(入浴や服装、冷暖房の管理)よう心がけています。


リウマチの治療は、今現在、完治は難しいとされています。
寛解(治った状態に近い状態)を目指す治療が主流です。
リウマチは、風邪のように数日で治るものではなありません。
3ヶ月以上はかかると考えて、長い目で対応した方が良いでしょう。
(3ヶ月という数字にとらわれ、あえなく撃沈した私(苦笑))

長い治療とのつきあい方は “元通り完璧に治すこと” ではなく、
より体が楽な状態に近づけていくこと” を考えていきます。
今日より明日、今月より来月、今年より来年を見て、
良し悪しを判断するといいと思います。

薬の調整ができるまでは、どうして?なんで?どうなるの?の連続。
焦りも出るし、周囲のプレッシャーもありました。
(すぐ治る“風邪”や“怠けグセ” 程度に思われていることが多い)
自身をコントロールできない情けなさに苦しんだりするかもしれません。
そんな時、あえて人や過去の自分とも比べないようにしています。
自分なりのベストコンディションを見つけ、維持していくと良いでしょう。


薬の変更や手術を考える時は、
決断することでメリットがあるかどうかで判断してきました。
そのためにも、体の状態を説明できるよう準備をしておくといいでしょう。
医師とのコミュニケーションをとり、
自分はどうしたいのか、意志を伝えることも大切です。
遠慮せずに話せる主治医との出会いは、治療にも大きく影響する)
治療の選択肢を広げるために、新しい治療の情報を仕入れておくのも有効です。


体のリズムが把握できたら、痛みや障害に先手を打つこと。
日頃から、自分が暮らしやすい環境づくりをする と良いでしょう。
自分に無理をしてストレスをためないよう、
笑って過ごせるのが一番の特効薬だと私は思っています。

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