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●●● 東日本大震災 復興の歩み ●●●
〜 震災から8年を迎えて 〜

2019年3月11日、東日本大震災から8年を迎えました。
仕事に追われてページの更新が追い付かず、
当時の日記を元に、震災から8年を迎えた近況などを
記しておきたいと思います。

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あの3.11から8年を迎えました。
報道だけが賑やかで、被災地は追悼の日。
穏やかな「普通」の1日でした。
「普通」であることがどれだけ幸せか、
噛みしめる日でもあります。

地震が起きたpm2:46には、各所で黙祷が捧げられたようです。
私の職場では業務優先で、残念ながら心を飛ばす余裕が持てませんでした。
でも、決して忘れられない。
時間ができると想いを寄せる1日でした。

地元の状況は…
耐震工事や防潮堤の工事が続いているものの、徐々に完了しているところも。

海に浮かぶ弁天島の赤鳥居も歩道橋の復旧工事が終わり、渡れるようになりました。
これからは初日の出を拝むこともできます。
また、今年は新たに2箇所の海水浴場の開設が決まっています。

海沿いの町は、今も更地のままのところがあります。
住んでいた方々は住居を高台に移転するなどして、生活しています。
道を通ると少し寂しさも残りますが、これも復興なのだと思います。

漁業は現在も試験操業が続いています。
が、確実に量は増えているように感じています。

※試験操業は、漁獲量と市場の需要とのバランスを取るもので、
海産物に含まれる放射性物質の影響とは少し違います。

テレビなどでもよく取り上げていますが、
地元産は水揚げのたびに濃度を測って安全を確認したものしか市場に出しません。
地元の私たちも普通に食べています。

地元自慢の海産物「常磐もの」も、加工品などの新しい商品開発に力を入れています。
「常磐もの」ブランドはもともと市場でも人気が高いのでおすすめです♪
物産展などで見かけたらぜひ!

観光地でも、さまざまな食のイベント、
フラの街ならではのイベントが開催されています。
温泉街の女将さんが披露するフラ女将のフラや、
最近男性のフラ・フラシティブラザーズの活動が始まったそう。
イベントでちょくちょく目にします。
なかなか面白い?ので、ぜひ検索を(笑)

根強い風評も残っていますが、地元は今年も元気です。
頑張って頑張って、笑顔です。
亡くなられた方のご冥福を祈るとともに、
1年後、さらに復旧・復興が加速し、
ますます笑顔が広がっていることを祈ります。





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<追記>
地元の海沿いの復興が進んでいくと同時に、
原発事故による避難区域も少しずつ避難指示が解除されつつあります。
地元の仮設住宅も少しずつ解体されてきています。

避難指示が解除になっても、避難区域は今なお地震や津波の爪跡が残っています。
地震の記憶を呼び起こされる・・・私が見た被災地はそんな光景でした。
仮設住宅を出て災害公営住宅で生活を始めた方、自宅への帰宅準備を進めている方は、
それぞれ新たな一歩を踏み出しています。

新たな地で、元居た場所で、その町の特色を生かした復興が進められています。
地元が少しずつ新しく生まれ変わったのと同様に、
新たな時を刻み始めた方々もまた少しずつ活気を取り戻していけることを願い、
見守っていきたい・・・そんな気持ちです。





〜 2019年3月11日 あや丸@管理人 〜


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