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●●● 東日本大震災 復興の歩み ●●●
〜 震災から5年を迎えて 〜

2016年3月11日、東日本大震災から5年を迎えました。
仕事に追われてページの更新が追い付かず、
当時の日記を元に、震災から5年を迎えた近況などを
記しておきたいと思います。

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昨日、あの震災から5年の節目を迎えました。
(2016年3月12日の日記より)

地元は先週末に追悼式典が行われ、
当日は地震が起きた14:46、職場で1分間の黙祷が行われました。

仕事中頻繁にかかってくる電話がこの時はピタリとやんで、
犠牲になった方への祈りが遠くの空まで届くかのようでした。

地元は今、建物の補強工事、道路や海岸の防潮堤の整備などの、
復旧・復興作業が進んでいます。
高い防潮堤で慣れ親しんだ海が見えなくなり、
残念だと言う声も上がってます。
私もそう思う。

市民生活そのものは、ほぼ日常を取り戻しています。
商業や漁業、観光はまだまだ元通りとはいきませんが、
その中で地元を応援しよう、活性化しようと頑張っています。

仮設で暮らしている人、災害公営住宅に転居した方、
他県に避難している方もまだまだ多いです。
でも、少しずつそれぞれの場所で前に進んでいるのは確かです。

福島は大丈夫なの?
仕事柄、他県の方からよく訊ねられます。
何をもって大丈夫と言うかは、おそらく人とそれぞれだと思います。

ただ、実際、地元で暮らしている人たちは元気です。
それは、きちんとした情報収集と冷静な判断ができているから。

放射能・・・原発周辺は確かに高いところもあります。
帰還困難区域もまたしかり。
けれど、少なくとも私の地元では、放射能汚染で立ち入りが制限されているところはありません。

また、普段食べている食品も、今はしっかりした検査体制が確立していて、
一般に流通するものは安全が確認されたものに限られています。

農家も土を入れ換えたり試験栽培をして、
安全を確認しながら農業を続けています。

地元の人たちも、そういった情報を確認しながら、
安心な地元産を選ぶ人が増えてます。
むしろ、管理が徹底されていることで、外のものより安心という人もいるくらいです。

風評被害は、まさに中途半端な情報や不安をあおる情報に惑わされた結果だと思います。

少なくとも、地元に住んでいる多くの人たちが
マスクなしで日常を送れているし、地元産の野菜や果物を食べて健康に生きているのは紛れもない事実です。


5年の節目を迎えて思うこと・・・
被災地を知ることが大事。
想像や憶測ではなく、被災地の正確な情報を知ることが大事。

被災地の外から入ってくる話を聞いていると、
地元福島はいったいどんなとこだと思われているんだろう?と考えてしまう。
そんなに危ないところではないし、そんなに行けない場所ばかりじゃないです(苦笑)

言いたいこと、知ってほしいこと、
ホントはたくさんあります。
これからも、折に触れていろいろ話していきたいと思います。

あらためて、この5年間、ご支援や励ましをいただいた皆様、本当にありがとうございました!

私も振り返って思い出すことがたくさんありましたが、
今日からは、また前を向いて、今の自分にできることをめいいっぱいやっていきます!

これからも応援よろしくお願いします(^ー^)

  


〜 2016年3月11日 あや丸@管理人 〜


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