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●●● 東日本大震災 復興の歩み ●●●
〜 震災から6ヶ月を迎えて 〜

9月11日、東日本大震災から6ヶ月を迎えました。
皆さまからの息の長い応援と励まし、本当にありがとうございます。

復興に向けて頑張る福島のその後の歩みを、ほんの一部ですが載せてみました。

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前回復興の歩みでは、主にライフラインや社会基盤の復旧に力を注いでいましたが、
福島は今、地震や津波からの復興と同時進行で、
原発事故による放射能問題への対策と向き合う日々を送っています。


地震や津波、原発事故で避難していた方々は、
各地の避難所を出て、仮設住宅や借り上げ住宅での新しい生活が始まっています。

津波地域もがれきの撤去が進み、全壊した家屋の解体作業が行われているようです。
が、復興計画がまとまるまで、あらたな住宅の建築を自粛するよう指示が出されています。
高台に新しく住宅を建設する再建案も、財源不足からなかなか実現が難しく、
いまだ生活再建の見通しすら立たない状況にあります。

そんな中、津波地域の小学校の校庭の一角に、最近、仮設商店街がオープンしました☆
少しでも町に元の活気を取り戻したい…
そんな商店街の人たちや地域の人たちの思いが形となったものです。
このような小さな復興の芽吹きを目にするたび、人が再生する力の強さを感じます。
これらを足がかりに津波地域が復興していくことを信じて、これからも応援していきたいです。


8月29日:進む道路の補修作業
陥没した道路や橋のつなぎ目などの補修作業が進んでます☆

8月2日:東日本大震災復興宝くじ 9月7日:がんばっぺ!いわき*復興支援ポストカード
被災地の復興を支援する宝くじが販売になったり、
売上の一部を義援金として送る活動が地元企業でも続けられています☆

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深刻なのは、日々ニュースでも取り上げられている原発事故による放射能問題。
放射線量の高い地域では、高圧水流で路面や家屋を洗浄したり、
小中学校の校庭の土の表面を取り除くなどの除染作業が続けられています。

子供たちもいまだ外で遊ぶことができません。
6ヶ月経った今でも、何をするにも放射線量や風向きとにらめっこの日々が続いています。
子供を連れて県外に避難した人も多く、
生活のため職場に残った夫と他県に避難した妻や子供たちがバラバラに暮らす現実は、
けっして少数派の話ではありません。


7月15日:春の高校野球開催
原発事故の影響で、高校球児たちも各地に避難。
部員が少なくなった福島沿岸地域の高校球児たちが1つのチームに集結し、
「相双連合」として夏の甲子園を目指しました☆

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農業や酪農、漁業への影響はさらに深刻です。
厳しい風評被害にさらされた福島県では、
農作物の安全確認のため、出荷前からモニタリング検査を行っています。
旬を迎えた福島特産の桃や梨は、無事安全が確認され、出荷することができました☆
(私も食べました。みずみずしくて本当においしかったです♪)

けれど、その安全確認済みの果物も価格が大幅に下落して、
売り上げは例年の3割まで落ち込んでいるそうです。
本当に残念でなりません。

でも、けっしてめげてはいません。
安全が確認された果物に知事のお墨付きを掲示したり、
全国各地を回り、安全な野菜や果物のPRイベントを行ったり、
ホームページで積極的に農作物のモニタリング検査結果を公表したり、
日々努力が続けられています☆

それでもなお、拒否される現実には厳しさを感じざるを得ません。
そんな中でも受け入れてくださる方々の温かさに触れると胸が熱くなります。
感謝の気持ちとともに、微力ながら、福島の農業を支えていかねばと思います。


8月25日:がんばっぺいわき*トマトの安全をPR
いち早く安全が確認されたハウス栽培のトマト。安全PRを続けています☆

7月23日:福島の桃 7月23日:福島の桃は出荷前に安全が確認済みです
初夏には福島の桃の安全が確認され、今年も皇室にも献上されました☆
知事のお墨付きで安全をアピールしています☆

8月30日:福島の美味しい梨が今年も食べられます 8月30日:福島の梨も安全を確認
桃に続いて、いわきの梨も安全が確認されました☆

9月8日:収穫を待つのお米 9月8日:どうか無事安全が確認されますように
会津の早場米も安全を確認☆ 浜通り地区のお米も間もなく収穫時期を迎えます。
無事安全が確認され、出荷できることを祈るばかりです。

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漁業の方もようやく動きが見えてきました。
近海での漁は今も自粛が続いていて、
地元の漁師さんたちは北海道や宮城県沖の漁場で漁を再開☆
とれた魚を北海道や宮城県の漁港に水揚げする日々が続いていたそうです。
(福島というだけで、受け入れを拒否されてしまうこともあります)

8月末、宮城沖でとれたカツオがいわき市の小名浜港に震災後初水揚げされました☆
市場の様子を見ながら、今後の水揚げの再開を検討中だとか。
水産加工場も少しずつ動き出し、特産のサンマのみりん干しが店頭に並び始めました☆
(おいしかったですよ〜、北海道サンマのみりん干し☆)
まだまだ厳しい状況ではあるけれど、なんとか軌道に乗ってほしいです。


7月30日:実習船*福島丸が初水揚げしたハワイ沖のマグロが店頭に並ぶ 7月30日:実習船*福島丸が初水揚げしたハワイ沖のマグロが店頭に並ぶ
震災直後、マグロ漁の実習のため出港した地元水産高校の実習船が無事帰港。
いわき市小名浜港にハワイ沖でとれたマグロを水揚げしました☆
元気をたくさんもらいました!

8月30日:いわき市小名浜港に宮城産カツオが初水揚げに! 8月30日:お刺身、おいしかったです!
地元港への初水揚げは、漁港復興の第一歩です☆

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そんな暗雲を吹き飛ばそうと、各地でお祭りや復興イベントが行われています☆
津波や原発事故の影響で、相馬野馬追などの伝統的なお祭りの開催も一時危ぶまれましたが、
地元の熱意が実り、規模縮小ながらも武者行列などを開催することができました☆
あの武者行列のニュースに、どれほど勇気と希望をもらったことか。。。

各地の復興イベントには歌手や芸能人の方々も応援に駆け付けてくれています。
復興ライブ、フラガールの華麗なフラダンスショー、地元の新鮮な野菜の販売などなど、
各イベントともに盛り上がっているようです。


7月2日:いわき復興祭*フラガール 7月2日:いわき復興祭*地元出身の芸人さんたちのお笑いライブ
復興をアピールする「いわき復興祭」では、
フラガールの迫力のフラダンスや地元出身芸人のお笑いライブなどでにぎわい、
地元野菜の販売、焼きサンマの振る舞いなどに大勢の人が集まりました☆

7月23日:七夕まつりポスター 8月7日:七夕まつり開催
毎年恒例の七夕まつりも予定通り開催されました☆

8月7日:七夕まつり*原発周辺地域の頑張る姿 8月7日:七夕まつり*復興を祈って
復興を祈る飾りやブースも多く、郷土芸能の「じゃんがら念仏踊り」なども披露されました。

8月7日:七夕まつり*静岡県清水区提供の復興支援笹飾り 8月7日:七夕まつり*兵庫県神戸市からの励ましの短冊
静岡県清水区、兵庫県神戸市などからの応援や励ましの声も届きました☆
全国各地からの応援、本当にありがとうございます!


海沿いの水族館「アクアマリンふくしま」も、全国各地の水族館の協力を得て無事再開!
10月には、映画『フラガール』の舞台「スパリゾートハワイアンズ」も営業を再開するそうです!
福島は厳しい中でも元気を取り戻そうとしています!

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原発周辺地域の放射線量が少し落ち着いてきて、
最近、ようやく3km圏内の一時帰宅も実現しています。
そこに来て、帰宅困難地域の存在や中間貯蔵施設の建設を新たに突きつけられるつらい現実。
明るい要素が少しずつ見え始める中、原発問題はさらに深まっていきそうです。

新天地で頑張る決意を固めた人、福島に残って生きていくことを選んだ人、
この6ヶ月の間に人生が大きく変わった人たちがたくさんいます。
けれど、そんな中でも福島は(福島県民は)復興に向かって前に進んでいます。
その先にあるものが、とにかく明るい光であってほしい。

がんばろう、東北!! がんばろう、福島!! がんばっぺ、いわき!!

私たちにできることは自ら立ち上がること、そして息の長い支援を続けていくこと。
これからいよいよ自力で立ち上がろうとしている被災地の応援、
これからもどうぞよろしくお願いいたします <(_ _)>

9月2日:復興応援のミニヒマワリ
みんなが笑顔になれる日が来ますように。。。


〜 2011年9月11日 あや丸@管理人 〜


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